【外壁塗装の3つのポイント その2】塗料は半製品!?

目次

外壁塗装の3つのポイント その2

塗料は半製品な訳

昔から塗料は半製品という言葉がございます。これはどういうことかと申しますと、例えば電化製品や車などの様に完成されたものでは無く、塗料は、職人の手によって塗られ塗膜となり、完成品になります。

塗料にはグレードというものが存在し、期待耐候年数がございます。

一般的に、【アクリル⇒ウレタン⇒シリコン⇒フッ素

と塗料グレードと共に期待耐候年数も上がって行きます。お値段の方もこれに相応して変動します。

これは仕方のないことですが、必ずしも価格の高い良い塗料だけをお薦めし、【何が何でもこの塗料でご契約】という押し売り的な訳ではございませんのでご安心下さい。

【未来の塗り替えサイクルをどの様にお考えか?】

【現在の塗膜の傷み具合や使用材料】

これらによって、決定するべきだと思います。

この期待耐候年数とは、塗膜がどの程度保てるかという実験において、各塗料メーカー様が研究なされ、発表されたものですが、現場で実際に塗装する我々職人が、

規程の塗り回数・希釈率・乾燥時間

などを必ず守り施工することが前提のお話です。

しかも、充分に下地調整ができていることも前提です。

塗装は一回塗っただけでも汚れなどは消えて綺麗に見えなくもないのですが、やはり長持ちはしないのが実情です。

どんなに良い塗料を塗ってもきっちりとした工程を守らなければ効果は半減してしまいます。

プロの立場から言わせていただくと、塗装工事はいくらでもごまかしができます。

例えば、あるシリコン水性塗料の希釈率が3%~10%だとします。

これは、塗装する素地や塗り方によって1缶に水を加えられる量の数値です。

それを守らず、その水性塗料に沢山水を入れて、薄めて塗ることも可能です。

その結果、期待できる塗膜が完成せず、10年程度は塗膜を保つシリコン塗料を塗っているにも関わらず1年や2年で不具合が生じてしまう最悪のケースもございます。

決してその様なことがあってはなりません。

残念なお話ですが、下請け業者が元請業者に「この金額でやってくれ!」と言われ、泣く泣くやってしまった。そんな事例もあるようです。

弊社では、国家資格である一級建築塗装技能士のしっかりとした技術と知識で【完成品】をお約束いたします。

目次