外壁塗装にフッ素系塗料を使うメリット・デメリットをご紹介!

外壁塗装をする際、フッ素塗料という言葉をよく耳にしますよね。

住宅やビルの外壁によく使われ、耐久性が高い塗料ですが実際にどんな魅力があるのでしょうか。

そこで、今回は外壁塗装にフッ素系塗料を使うメリットとデメリットをご紹介します。

外壁塗装の塗料をお悩みの方、必見です。

外壁塗装にフッ素系塗料を使うメリット

耐久性・耐候性が高い

フッ素系塗料の一番の魅力は、耐久性・耐候性が高いところです。

外壁は、日々紫外線や雨風に晒されるため劣化しやすいですが、紫外線に強く変色しづらく、雨風にも強いため劣化がしづらいです。

また、親水性や低摩擦性も高いため雨によって汚れが流れ、汚れ自体も付着しにくいです。

それによって、藻やカビがつきにくいので、長く美しい見た目を保てます。

耐摩擦性が高い

耐摩擦性が高いため、外壁の光沢が長持ちします。

シリコン塗料の場合、光沢が約8〜10年持つのに対し、フッ素塗料であればおおよそ20年の間で光沢が10%しか減少しないのです。

ですから、長年経っても古く見えず、綺麗な雰囲気の外壁を保てます。

耐熱性が高い

フッ素系塗料は耐熱性が高いため、外壁に塗装することで紫外線や太陽光などの外からの熱を防いでくれます。

紫外線から外壁を守ることで家全体の劣化を防ぎ、経済的な建物にすることが期待できるのです。

塗料を選ぶ前に知っておくべきフッ素系塗料のデメリット

フッ素系塗料は多くのメリットがある一方で、もちをんデメリットもあります。

事前に知っておくことで、より自宅にあった塗料選びができるのではないでしょうか。

1.再塗装が難しい

外壁塗装をすると、外壁表面に塗膜ができます。

この塗膜によって紫外線や雨風から住宅は守られ、フッ素系塗料は硬く親水性が高いという特徴があります。

この特徴によって、耐久性の高さや耐候性の高さが叶うのですが、その分再塗装の際に密着性が低くなる可能性があるのです。

仮に、フッ素系塗料を施した外壁に再塗装する場合、塗料の密着性を上げるための下塗り材が必要となり、手間と難易度が上がってしまうのです。

2.塗膜が固い

塗膜が硬いため、弾力性がないというデメリットもあります。

これによって、ヘアクラックが発生します。

例えば、小さな地震が何度も発生すると、フッ素系塗料の弾力性のなさが原因で揺れに対応できず、塗膜が割れることでヘアクラックが発生するのです。

ヘアクラックが発生すると劣化が早まり、見た目が悪くなってしまいます。

最近では、柔軟性の高いフッ素系塗料もあるため、ヘアクラックを防ぎたい場合はこれらを検討するのもいいでしょう。

3.チョーキング

外壁を手で触ったときに白い粉が付着することをチョーキングといいます。

この症状が見受けられたときは、塗膜の防水効果が低下している合図です。

これを放置すると、雨水が建物内部に浸水する可能性があるため早めに外壁塗装が必要です。

まとめ

今回は、外壁塗装にフッ素系塗料を使うメリットとデメリットをご紹介しました。

フッ素系塗料は機能性が高く、耐久性も高いため、多少値段が高くてもコストパフォーマンスのいい塗料の一つです。

メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、自宅の状態に一番あった塗料を選ぶようにしましょう。

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